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title: 厨房は、最強の看板だ。（その静と動）
description: "人間も動物だ。\n動くものに目がいくのは、理屈ではなく本能である。\n私たちは、動くものを見てしまうように出来ているのだ。\nだとすれば、店の課題はシンプルだ。\nモールを歩くお客さんの目に、いかに「動き」を届けるか。\nその動きを、どう作るか。\n私はこれを 動陳（どうちん） と呼びたい。\n動きの陳列だ。"
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# 厨房は、最強の看板だ。（その静と動）

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## 〜KLの肉まん屋が教えてくれた"動陳"😊〜

先日、クアラルンプールのモールをいくつか歩いてきた。  
目的は、新しい業態の観察だ。  
【パビリオン】の飲食フロアで、足が止まった。  
中国系の肉まん（包子）の店だ。  
具は鶏、牛。。豚はなかったように思う。  
マレーシアだから、ハラールのお客さんを取り込もうという設計なのだろう。  
足が止まった理由は、味ではない。  
まだ食べてもいないのだから。。😁  
止まったのは、「動き」に目を奪われたからだ。  
ガラス越しに、スタッフが生地をのばし、具を包み、蒸籠を積み上げていく。  
蒸籠の隙間から湯気が上がる。  
手前の棚には蒸し上がった肉まんが整然と並び、その奥で次の肉まんが生まれていく。  
お客さんから見て「見たくなる」ように、レイアウトも、スタッフの動作も、実によく出来上がっていた。  
今、ここで作っている。  
その空気が、通路まで溢れ出しているのだ。

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片や、同じフロアにある日本の会社の店舗。  
こちらは、全く動きがない。  
厨房は奥に引っ込み、外からは何をしている店なのかさえ見えない。

[![](https://assets.st-note.com/img/1792944074-CVY6nIlat1fDBjQxyoEXTzSM.jpg?width=1200)](https://assets.st-note.com/img/1792944074-CVY6nIlat1fDBjQxyoEXTzSM.jpg?width=1200)

お客さんはほとんどいなかった。  
そのせいかどうかは分からない。  
分からないが、少なくとも私の足は止まらなかった。。

人間も動物だ。  
アニマルなのだ。  
動くものに目がいくのは、理屈ではなく本能である。  
草むらで動く影を見逃した祖先は、たぶん生き残れなかった。  
私たちは、動くものを見てしまうように出来ているのだ。  
だとすれば、店の課題はシンプルだ。  
モールを歩くお客さんの目に、いかに「動き」を届けるか。  
その動きを、どう作るか。  
私はこれを **動陳（どうちん）** と呼びたい。  
動きの陳列だ。  
商品を並べる陳列があるなら、動きを並べる陳列があってもいい。

思い出すのは、10年ほど前のバンコクだ。  
当時はまだ、日本の飲食企業がほとんどバンコクに出ていなかった。  
私たちが【目利きの銀次】をタイに出すとき、日本からオーナーたちを連れて、バンコクのモールを一緒に歩いた。サイアムパラゴンやマーブンクロン。  
オーナーは、非常に感動していた。  
いや、私も感動した。  
フードコートの店は、すべてお客さんの方を向いて調理していた。  
鍋を振る。麺を湯切りする。肉を焼く。  
動きがあり、音があり、匂いがある。  
インパクトがある。  
商品の陳列も凄い。  
そして、キッチンの動作そのものが、売っている感満載だ。  
**「今、そこで作っている感」** が、何よりの商品になっていたのだ。  
お客さんからどう見えるか。  
その目線が、とことん重視されていた。

翻って、日本はどうか。  
日本のファストフードやクイックサービスの厨房は、多くが壁を向いている。  
お客さんに背を向けて、黙々と作る。  
効率の面からは正しい。  
衛生でも、オペレーションでも、理屈は通っている。  
厨房は裏方だ、と人は言う。  
お客さんに見せるものではない、と人は言う。  
作業は見えない方が美しい、と人は言う。  
果たしてそうだろうか？

実は日本こそ、「動陳」の本家なのだ。  
寿司屋のカウンターを思い出してほしい。  
板前はお客さんの目の前でシャリを握り、ネタをのせる。  
焼き鳥屋は煙の向こうで串を返す。  
鉄板焼きは、ヘラの音まで料理の一部だ。  
手打ち蕎麦の店は、わざわざガラス越しに麺を打つ姿を見せている。  
ところが、なぜかファストフードになった途端、厨房は壁を向く。  
そんな無意識の線引きがあるように思う。  
本当は、日本料理こそ誰よりも料理人の手元を見せるべき業態なのに。

どう**魅せる**か。  
どう作っているところを見てもらうか。  
そして、それをどう買ってもらうか。  
アジアのフードコートで生き残っている店は、そこまで設計されている。  
シンガポールでも、スタッフがお客さんの前で調理したり、アクションを見せたりする店は以前からある。最近ではWOK HEY やSTUFF'Dなどだ**。**  
ただ、日本発のファストフード、クイックサービスで、はじめから「お客さんの方を向いて作る」ことを前提に設計された店舗は、まだ少ない。  
もし、それが出来上がったら。  
面白いFC展開ができるのではないかと思っている。  
フランチャイズ的視点で見れば、動陳はパッケージ化できるノウハウだ。  
厨房のレイアウト。カウンターの高さとガラスの位置。スタッフの立ち位置。どの工程を表に出し、どの工程を奥に残すか。  
職人の勘や現場の空気で決まっていた「見せ方」という暗黙知を、形式知に落とし込める。  
そして何より、国が変わっても、言葉が違っても、動きはそのまま通じる。  
**動きは、翻訳のいらない言語なのだ。**

30か国で店を開けてきて、これほど便利な言語は他にないと思う。😊  
もうひとつ、付け加えておきたい。  
見せるということは、見られるということだ。  
手元が乱れていれば、それも全部見える。  
清潔さも、手際も、スタッフの表情も、すべてが商品になる。  
怖い部分もあるんだけど・・・

だから、見せる店は強くなる。  
見られる緊張感が、店を磨くのだ。

それでは厨房の何を見せるか？  
失敗事例（何でも見せればよいのではない）  
以前支援していた企業の新ブランドで生パスタの業態があった。  
生のパスタが機械からニュルニュルと出てくるところを動陳として見せたのだ。  
顧客の関心はゼロ。。。  
顧客が見たいのは人の動きであり、それにライブ感だけでなくシズル感も必要なのだ。

壁に向かって作る料理は、あくまで作業だ。  
お客さんに向かって作る料理は、体験でありショーになる。  
そしてショーは、人を呼ぶ。  
百聞は一見にしかず。  
ならば、百の看板も、一つの動きにはかなわない。。

あなたの厨房に動きはありますか？  
それは顧客に見えていますか？  
あなたのお店の厨房は何を見せていますか？

Assentia Holdings, Inc. / Assentia Holdings Pte. Ltd.  
Akira Tsuchiya

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#### Akira Tsuchiya

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株式会社アセンティア・ホールディングス（日本) Assentia Holdings PTE.LTD（シンガポール）CEO土屋　晃 1965年神戸市生まれ。　同志社大学法学部法律学科卒業 1991年、情報サービス会社（ベンチャー・リンク）にてフランチャイズ（以下FC）支援事業をスタート。 支援したFC本部20社中、8社を株式上場（IPO)に導く。 日本国内で、ご加盟いただいた企業数1,800社、合計8,000店舗の出店を行う。 ほぼ創業期からの主な支援先として、 サンマルクホールディングス、レインズインターナショナル、タリーズコーヒー、銀のさら、ガリバーインターナショナル、フジオフードシステム、タスコシステム、ゴルフパートナー、ウィズリンク、スナッピーオークションズ等、多数。 1995年、自分の会社である株式会社プライム・リンク （現、JFLAホールディングス）創業。 https://j-fla.com/　 FC加盟店事業、FC本部事業ともに経験し、日本全国に直営、 FC加盟店舗を合わせて最大15ブランド約500店舗の飲食店舗を展開。 2001年、創業から6年2ヶ月（当時のほぼ最短記録）後にナスダックジャパン（現、東証）に株式上場。2006年、同社代表を退任後、株式会社アセンティア・ホールディングス創業。 FC先進国アメリカのFC本部数社で研修を受け、最先端のFCノウハウを習得。 2010年、シンガポールに現地法人を設立。 Assentia Holdings Pte Ltd シンガポールを拠点に、ASEAN各国にパートナー企業を持ち、現地を足で歩いて 築いたネットワークで日本企業の海外進出に関する総合支援を中心に活動中。 2020年現在　海外で支援先のフランチャイズは20カ国185店舗を展開中。 2012年～2015年はジェトロ（JETRO)のサービス産業分野の海外進出コーディネーターとして、認定されている。 著書「アジアで飲食ビジネスチャンスをつかめ！」（カナリア書房） 等がある。

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