★日本中がゴーストタウン?日本沈没と言っても過言ではない。。
国内にいるときはできるだけ地方都市にいるようにしている。
東京にいると本当の意味での日本の経済が見えないからだ。
弊社の顧客の70%以上は地方都市の企業だからだ。
2020年以降のコロナ禍で再度47都道府県すべてを回り、あらゆる都市を訪問してきた。
今日も松山にいる。3日前は高知だった。
松山は人口51万人で四国最大の都市だ。
一番大きく変わったのは商店街と夜の街。
街に人がいない。
飲み屋街と言われる場所に人がいないのだ。
コロナ前には人であふれていた。
当時は「地方都市にこんなに人がいるのか?都会のおしゃれな業態持ってきたらいけそうね。」
みたいな話しをしてたし、ワタミ等の居酒屋も家賃や人件費の高い都心より地方都市で店舗展開を進めていた。
今日も松山で夜の街を散策したけど、閉店してるかノーゲストかみたいなお店ばかり。
街の案内人にきいても、コロナ前は異次元の世界のようだと。当時は幻のようだと。
平日の夜は全く人が出てこない。
金曜日土曜日、祝前日はまだしも平日は本当に人が出てこない。
店舗経営側からするとそう言う印象だろう。
顧客側からするとこうだ。
会社に行かなくなって家でのテレワークが標準になった。
通勤の時間がなくなり時間を有効に使える。やりたいことができる。趣味の時間が増えた。
意味のない会合等々に出なくて良い。
以前の生活が非常識だったと思ってる。
毎日朝7時に起きて午前8時には会社に出社して、18時ころまで仕事して(もしくはずーーと残業)
そのあと毎日居酒屋で飲んで二次会はカラオケかキャバクラみたいな生活。
それで、毎日家に帰るのが午前様。。。
コロナで20時には家にいる生活が標準化された。
時間が自由になりそれも意外にいいもんだと思ってる。
日本中の飲食店で夜の21時以降の客が一気に減ったと言われる。
以前のような生活様式には絶対に戻らないと言える。
東京や大阪はまだしも地方都市においては完全に期待薄だ。
日本中の街を回っていてそう思う。
政令指定都市はまだまし、それよりも人口の少ない都市ではどこもほぼ同じで上記のような状態だ。
様々な企画を興して夜の街に人を戻そうとしている活動には頭が下がる。
だが、下りのエスカレーターを必死で駆け上がるより、上りのエスカレーターに乗ったほうが成長できないだろうか?それがマーケットを見る目なんだろうと思う。
★地方都市の飲食企業の未来をどう考えるか?
飲食であれば昼の業態に変える、または異業種への参入か?
夜のアルコールビジネスの収益性は高すぎた。
昼のフードビジネスにくらべて夜のアルコールビジネスは利幅が大きかった。
ビールはまだしもカクテル類やサワー、焼酎割りの原価なんて本当に低い。
顧客が飲めば飲むほど店舗は儲かる。
ウーロンハイとか原価率10%くらいだ。(原価は40円くらい。売価400円として)
そんな業界から昼のフード業界へ参入できるのか?
ジレンマは起こるだろう。
こんなめんどくさい事やって単価も低く原価も高い、これだけしか利益でないのって、思うだろう。
それでも夜の飲食業界がシュリンクするなら、同じ飲食業界の派生ジャンルへの参入としてはやりやすい。
異業種への参入(戦う土俵を変える)も鍵だろうし、展開するエリアを拡張する(都心への展開、海外展開)も鍵だ。
それぞれ以下に記します。
★地方都市の顧客構造について
異業種へ参入するならどの土俵が良いかを分析しないといけない。
顧客構造は各都市の人口ピラミッドで見てみればすぐにわかる現実。
地方都市にいるのは、高校生までの男女と中高年以上の老人衆だ。
ここのビジネスを掘り当てないと地方都市ではやっていけない。
飲食ではなにか?
それ以外の業界ではなにか?
余談だが3日前、高知の帯屋町商店街で異常に外国人比率が高くてびっくりした。
商店街を歩く人の半分近くが外国人だった。言語で判断すると西洋系(英語、スペイン語)、ベトナム、台湾。etc
街の観光案内に聞くと、大型客船が港に入ったらしい。彼らは宿泊しない。
日中に街を見て夜に船に帰る。。。
★地方都市の顧客層の関心事
また地方都市の本屋に行くと良い。
ベストセラーが並んで掲示されている。
見るとほとんどが、資産運用か健康運動関連の本だ。
本屋に並ぶのも学習参考書や資産運用か健康運動関連の本ばかり。
高校生までの学生は資産運用はあまり考えない。
となると地方都市にすむボリュームゾーンの人たちに関心が高いのは健康+運動ということにならないか?
95歳まで生きた。けど80歳からはほとんど病院で寝たきりの人生。
85歳まで生きた。なくなる1週間前まで元気にゴルフに行っていた。
人生は長さではない。
果たしてどちらの人生が幸せだろうか?
弊社は支援している事業でもすこぶる順調に行ってるのが、健康関連事業であり
フィットネスだ。
少し古いデータだが、リクルート調べで高校生の男性が卒後湯したら一番通いたいのは
フィットネスクラブ。
以前と違って物的な興味を持っていない。体を鍛えて周りに見てもらいたいというマズローで言うところの承認欲求だ。
知的な承認欲求というより、見た目の承認欲求。ただ服や時計ではない承認欲求。
高校生男子が多くいる地方都市では確実に流行るビジネスになるわけだ。
あと、ご老人の関心も健康。
食べるものに気をつけるという健康に対する志向が非常に強い。
ただ食事に気をつけただけでは健康にならないのも事実で、代謝も上げていかないといけない。
無理な運動は体を壊す。自分にあった適度な運動だ。
ウォーキングや軽いジョギングは最適だろうけど、一人で走るのは寂しい。
こういった老人の集会場のようになっているフィットネスクラブがある。
地方都市で流行らないわけがないだろうなといつも思ってみているが、開業から2〜3ヶ月で会員数が損益分岐点に達して黒字になっている。
地方都市の人口構造を分析して、あなたの都市にあうビジネスを紹介しています。
地方都市を分析して35年。23歳から日本中の人口20万人以上の街を全部見ています。
各地各地の地方都市の変遷も見てきています。
あなたの都市で何ができるかミーティングしませんか?
また昼の街も様がわりしているのも事実。
地方都市の商店街の活性化は急務だなといつも思ってる。
全国で成功してる商店街があればすぐに見に行くので紹介してほしい。
地方都市で商店街を見るたびに悲しくなります。。。
「事件です。街に人がいません。。。」みたいな。。
お気軽にメールください。
Zoomで面談しましょう。
★展開するエリアを拡張する
これについてはまた別に記述します。
かれこれ、今まで12年間で日本の企業の海外進出支援を行い、現状26各国で250店舗近い海外展開を実現し、支援しております。
先月は2週間ほど、ベトナム→シンガポール→インドネシア→フィリピンを回りました。
9月は1ヶ月間オーストラリアで5都市を回ってマーケットを見てきました。
ASEAN、オーストラリアのマーケットは面白いです。
マニラやジャカルタで月商3000万円を超える日系の居酒屋がありました。
ベトナムには30店舗を超える日系のPIZZAがありました。
シンガポールには月商2500万円を超える日系ラーメン居酒屋がありました。
オーストラリアでは誰もが知ってる100店舗を超えるロール寿司のお店がありました。
またマニラには日本人顔負けの美味い大行列のラーメン屋がありました。
これらは残念ながら経営者は日本人ではありません。
コロナ前に比べマーケットは大きく変わっています。
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