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海外1号店オープン!

作成者: Akira Tsuchiya|Jul 3, 2011 8:32:37 AM

サンマルクの海外1号店(独資直営)が、上海に6月28日プレオープン、7月1日、正式オープンした。(写真参照)

サンマルクカフェ業態での開店であったが、当時4店舗の頃から20年間お付き合いしてきた会社の海外1号店は感慨深い。。。

 

業界誌や業界関連とは一線をおいて独自路線、ポリシーを持って経営してきた岡山の企業。財務体質をとっても、いまや日本の飲食企業の雄だ。

 

もう、一冊の本が書けるくらいのお付き合いをさせていただいている。

 

サンマルクを初め、地方企業が元気だ。

いつも講演でも話すが、地方企業は設立時からハンディキャップを背負っている。人口ボーナスがないということ。だから様々な販促や固定客作りを徹底して考える。

考えに考える。飲食業の売上は 来店客数×客単価 地方都市は潜在客数が少ないから、同じ客にリピートしていただかないと売上が上がっていかない。そのためにどんな企画を打つか。必死で考える。その様々な販促が当たっている。

 

広島でお付き合いしているウィズリンク(ラーメン、つけ麺)も元気だ。

全国からわざわざ広島まで毎月何社も視察ツアーに参加する。

今期(5月)に入ってからも続々加盟が進み、四国、関西、埼玉、群馬と東日本にも上陸した。ラーメン業界というのはチェーン企業がたくさんある。そのなかでFC本部を選ぶポイントは何か?

味はさることながら、改革心だと思う。

弛まぬハングリー改革心がこの企業にはある。

 

お付き合いをしている福井、四国、大阪のファーストフードの会社もそうだ。

実に謙虚に学ぶ気持ちを忘れず改革心を持っている。

 

飲食は、味と雰囲気とサービス、この三つのバランスだと教えられた。

最近になって思うのはもう一つ。内部の仕組み化だ。

厨房やサービスの仕組み化もそうだが、全体として儲かる仕組みになっているかは重要だ。

 

勝ちパターン(儲かるパターン)を認識している企業は強い。

FLRや立地含めて様々な指標から儲かるパターンを創りだす。

 

サンマルクなどは、明快な儲けのパターンがある。

 

 

片や首都圏でロクに努力もせずに繁盛してしまった企業は弱い。

まさに逆境に弱い。

 

首都圏での出店は麻薬だ。

ほっといても、それなりの立地に出店すると売上が上がる。

客が来店してしまう。

自社や自店の魅力によるものではないのに客がきてしまう。。。

 

地方都市からスタートした企業も首都圏への出店を夢に描いている。

 

首都圏での出店は、その売り上げ自体が幻だと認識してさらなる極みを追求しないと成長はとまり、地方企業に追い抜かれることとなる。

 

成長し続けている企業は、どこにある企業でも常に革新しているし、努力している。

 

今の売上なんぞ、「砂上の楼閣」で立地によって成り立ったもの。

自社の努力でないと認識している。

だから考えるのだろう。いつも。そしてつねに。短期的な売上に一喜一憂せずに未来を見る。

 

海外に目を移すと、ここ一年、海外に出店する企業が増えた。

出店したいという問い合わせも大幅に増えている。

 

中堅、中小飲食企業が海外に出店するときに必要なこと、弊社で全部お手伝いしたいと考えている。

少しでも日本の中小飲食企業が海外に出る際のリスクを減らし、そして成功するスキームを作りたい。

弊社の海外パートナーとのコラボスキームは、ほぼ出来あがった。

アセアン(シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム)5各国であれば、たぶんどんな相談にでものれる土壌が出来上がったと思う。

(フィリピン、カンボジア、はこれからです。。。)

 

あの中小企業庁も動き出した。

国を上げて日本の中小企業が世界に出て行く土壌をつくり始めた。

 

さー行こう。世界へ。アジアへ。

 

 

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Akira Tsuchiya