コロナ禍によって変化した外食マーケット 肌で感じる変化と、その対応
10月はコロナ前の2019年10月対比で100%超えたというお店の情報も多々いただく一方で、3年弱のコロナ禍によって、消費者の飲食行動が大きく変化してしまいました。
等の変化をお聞きするようになりました。
コロナ禍でそもそも一次会の開催すら久しぶりという感覚が長期化し、会って食事はするが、一次会のみという風潮が定着化しました。特に、コロナ前はその場に流されて二次会への参加をしていた方々が、コロナを契機にNOと言える環境になったことが大きな理由と思われます。
結果として、アルコールのある飲食店は1回転しかしないという傾向が色濃くなってまいりました。
年末の忘年会シーズンを前に、忘年会は開催されるものの一次会のみという可能性を前提とした商品戦略・メニュー戦略・企画が必要かもしれません。
若い人たちのアルコール離れが叫ばれる一方で、大容量アルコールの「メガ盛」「メガジョッキ」が増えています。これは飲食店側の提供人員をカッ
トできるというメリットとお客様側のメリットである割安感が伴ったWin-Winの商品となり、定着し始めています。
また、コロナ前からの傾向であった、アルコールのタップをテーブルに設置するというタイプのお店(うちが最初ですと名乗っているお店が多数がります)も出てきている一方で、同じ機能をテーブル上で展開する大容量アルコールボトルを卓上に置いての飲み放題という手法を取る居酒屋さんも出てきました。
人手不足対策と割安感の両立は、物価上昇の今日においては、非常に良い方法なのではないでしょうおか?(過度な飲み過ぎを除き)
一次会で終了する流れと合わせて、2時間以内でサクッと終了する飲み会や食事会が増えています。
感染防止という観点から、マスクを外して大勢が屋内に集うことを避ける傾向が顕著です。
複数人数での食事会や飲み会の減少と裏腹に、一人で食事に来られるケースが、どの業態でも増加傾向です。特にコロナ前には絶対いなかったような焼肉屋さんに女性一人という食事客が出現しています。そのような外食店利用をSNS等で告知するお一人様の影響で、「あ、いいんだ!」と気付いてご利用されるケースが多くなってきています。問題は、一人利用を考えていない飲食店が多く、4人テーブルを一人で独占してしまう等席効率の悪化につながってるケースも報告されています。
デザートに関する情報が、コロナ禍後に一気に増加した感じがします。
コロナ前からのコンビニスイーツブームがあり、食後にデザートという習慣が今まで以上についてきたのが、この数年だと思います。コンビニスイーツも当初は100円台だったのが、最近は200円台、中には300円超のコンビニスイーツも出てきています。
飲食店の売れ行き傾向では、コンビニスイーツ以上の価値を飲食店で提供するという動きです。
二次会に行かずに一次会で終わらそうという流れに、食後のデザートをコンビニで買うのではなく、この店でデザートまで食べて帰ろうという流れが出てきております。
先日もある焼肉屋さんで、売上の5%がデザートというお店に行ってまいりました。
「別腹で5%」頂戴できるのは飲食店としては非所に有難いニーズだと思っています。 >>資料
コンビニはこれまで、飲食店かランチ客を奪い、ディナー客を奪い成長してまいりましたが、コロナによる飲食行動の変化で、NO2次会が当たり前にに合っている今、帰りにコンビニに行って買っていたスイーツを、飲食店の店舗で提供するという、コンビニからの奪還がキーワードになってきていると感じております。
これまでは、自店で飲食した後に、二次会三次会とまだまだ飲みが続いていましたが、昨今はこれで終了というケースが多いのです。
コンビニ各社によって戦略は違いますが、ローソンでは店内調理品の数を一気に増やしました。飲食店や持ち帰り弁当店の市場を剥がしに来ています。
ミニストップでは、一部デザートメニューに店内調理を導入しています。
しかしどちらも消費者の立場からすると、コンビニ店員はコンビニ店員であり、飲食のプロではありませんので、そんな彼らに調理してもらった弁当やデザートに価値があるのか?はなはだ疑問ではございます。
一度はコンビニに取られてしまった需要を、デザート分野で奪還する好機が訪れているのかも知れません。 >>資料
カフェが強いですね。
少なくとも客数が多いように見えます。もちろん滞在客が多いことが、イコール売上が高いことにつながらないのが、滞在時間の長いカフェの特徴ですが、来店してくれているということは顧客の求めるニーズに叶っている証左であることには揺るぎがありません。
その顧客の求めるニーズについて、高齢化社会の伸展で、話題になっているのが「居場所」という発想です。
実は男性のシニアにとって切実な悩みのひとつが「居場所」です。
現役時代は毎日会社という居場所に行くことが習慣であったのが、現役を終えて家にいる時間が増えると、とたんに家に居場所が無いというケースを耳にします。特に都会やそのベッドタウン都市によくある傾向のように思えます。経営者層には無いお悩みが、世の多くのシニアにはあるようです。
家は、完全に奥様中心の社会であって、そこに自分の居場所が無い。そのようなときに毎日行ける場所、自分の居場所としてのカフェの存在が、必要な社会機能なのかもしれません。
この合宿の話をする機会が増えました。
合宿の成果として形になっているのが「一生社割」
社割を一生提供するというものです。
福利厚生の強化が、人材採用強化の方法として議論された結果、グループ内の店舗の社員割引を、一生涯提供してしまうというサービスへと変化しました。
この質問をすると、今までは100%の方が「覚えている」と回答されています。
覚えているのです。自分がバイトしたお店のことは皆さん。そして応援したいのです。
しかし、今、学生時代のバイトした店に行っても、今のスタッフが自分のことを覚えているわけもないし、、、と足が遠のきますが、「一生社割」があれば、一生涯にわたってバイトしたお店の応援団でい続けてくれることとなるのです。
例えば、こんな企画を生み出すことが出来たのが、本業の明日を考える1日合宿です。
皆さんのご本業の明日の成長のためのことを、私たちアセンティアが、全ての経験と全ての智慧、全てのアイデアを貴社に注ぎ込む一日会議です。
>> https://fc.assentia-hd.com/bp-camp
これらの情報は、加盟店が主役のフランチャイズ商談会で。
年内は11月10日(木)と12月14日(水)のあと2回の開催となりました。
この商談会は、1対1の商談を、午前2コマ、午後2コマ、最大4コマ設定する商談会です。
1対1なので、自社にあった話で提案してもらえるので、検討しやすいですし、何しろ地方に居ながら、社長室に居ながら、最先端の話を情報を直接聞くことが出来るのです。
>> https://fc.assentia-hd.com/franchise-fair-0
新事業や新業態への関心をお持ちの方はもちろん、情報収集目的大歓迎です。
年内、どちらかにはご参加いただき、2023年に備えませんか?