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宿泊という魔法

2016年

私自身2015年にアセンティア・ホールディングスに合流した際、昔からお世話になっている皆様方にお伝えすべき情報として選んだのが「インバウンド向け宿泊ビジネス」でした。

2016年当時、お伝えしていたのは、バックパッカー向けのゲストハウスビジネス。

ビルの空中階を改装して展開できるモデルを中心にご案内していました。

当時、初めて宿泊業の損益計算書を見て、驚いたのは、粗利の高さ。

そして、チェックイン時点で売上と利益が確定してしまうというダイナミックさでした。

 

ただ当時の課題としては、

・採算を取るためには一定の規模が必要

・一定の規模を得るには法的に旅館業法の適用が必要

・物件確保が困難

というものでした。

 

一泊3000円の宿を運営するとなると、数を追う必要があり、面積が必要となり、法的基準にかなう物件が困難でした。

 

そして、コロナ。

 

宿泊業は大変なダメージを受け、そして復活してきている宿泊ビジネスを見ると、コロナ前とは違う顔ぶれの成長が著しくなっているように思えてなりません。

 

他の宿泊施設では味わえないような体験が得られる

安さを求めるお客ではなく、一定の支払い能力のある方のみを対象とする宿泊施設

決して富裕層狙いではなく、価値を正しく判断してくださる層に対するアプローチ

 

これが、勝敗を決しているように思えてなりません。

 

 

私たちが、ご案内しているものとしても

今昔荘~ 一日一組限定の高級貸切宿 一人の社員で10施設の運営ができる都市型、観光地型の高収益ビジネスモデル >>https://blog.assentia-hd.com/fc/konjakusou

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Hotel Great Morning~ 泊まるだけで健康になるというコンセプトで快適な眠りを提供する都市型の宿泊特化型ホテル >>https://blog.assentia-hd.com/fc/greatmorning

田万里家~ 限界集落でも十分採算がとれる米粉ドーナツカフェと宿泊を一体としたハイブリッドタイプ。カフェと一日一組の宿泊をセットにすることによって実現する高収益ビジネスモデル >>https://blog.assentia-hd.com/fc/tamariya

 

何しろ、宿泊業は飲食と違って食材原価がありませんので、限界利益率も高く、かつ多店舗展開もしやすいモデル。

 一日一組で儲かるのか?

今昔荘も田万里家も共通してるのは、一日一組という点。

しかし、今昔荘が非接触型オペレーションを確立しているのに対し、田万里家はハイタッチな接客が売りのビジネスモデル。

非常に面白い展開だと思います。

 

 関東の観光地視察

先週、私は今昔荘に関心をお持ちの経営者の物件視察のために今昔荘の社長とともに関東の有名観光地を訪問しました。

関東の観光地にありがちなのが、東京が近いがゆえに、宿泊する客が少なく、宿泊施設がそもそも少なく、地元の方は「ここはみんな泊まらないから・・・」とあきらめているのです。

確かに、東京から90120分。

日本人観光客は、温泉があるなら多少変わるでしょうが、泊まらずに自宅に帰ることでしょう。

しかし今の観光の半分はインバウンドの外国人観光客です。彼らには帰る自宅はありません。都内のホテルから足を延ばして日帰りするのが、本当に求められているのでしょうか?

実際に観察をしてみました。

 

確かに、夕方になると荷物少ない外国人観光客が駅に向かって歩く姿を多々見ました。

しかしその一方で、ゴロゴロスーツケースを押して駅から出てくる観光客も多々会いました。

実際に数名にインタビューすると、この地域の宿を探してBooking.comで予約して宿泊しているといいます。

すると、驚くことがわかるのです。

それは、地方に行けば行くほどに、じゃらんや楽天という日本人しか相手にしていない旅行サイトには登録しているが、Booking.com等海外の方が見るサイトに出品していないということや、Google Mapに日本語でしか表示していないということなのです。

つまり、外国人観光客が一生懸命に宿を探しても、ごく一部の宿しか検索にヒットしないということなのです。それは、外国人には来てほしくないと表明しているに近いことだと思うのです。

実際に、この日にインタビューに答えてくださった外国人の泊まっていた宿は、駅から4キロの宿が最も多かったのです。それは外国人歓迎であることが、検索結果からもよくわかる宿でした。

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地方の観光地であれば、外国人観光客も少なからず訪問しています。

10部屋も50部屋もある宿泊施設ですと、満室にするのは大変ですが、ご提案している「一日一組」であれば、当地に来ようと計画している外国人観光客の一組に選ばれればよいわけです。

 

WEBで検索されて、WEB上でどのように見せるか?魅せるか?

何を基準に宿選びをしているのか?

これらが分かれば、勝負は決まったようなものです。

 

今回、関東の某観光地を調査し、

地方の観光地は、競合が居ないか弱い。

東京や大阪で外国人観光客に選ばれるノウハウを地方で展開すれば、選ばれる宿にできることは間違いない

地方観光地でも外国人観光客は存在しているし、宿泊しようと探している

これらを実感できました。

 

 

 

そして、観光地ではない立地の皆様には、もう一つの田万里家モデルを研究していただきたいと思います。

観光地でないと宿泊需要は強くないと思います。

宿泊需要が強くないと、稼働率が心配になります。宿泊客が居なければ売上ゼロです。どんなに限界利益率が高くても売上ゼロでは困ります。が、それをモノともしないのが田万里家ビジネスモデルです。

宿泊ゼロでも収益確保できるノウハウが、このビジネスの特徴です。

 

 

コロナが明けて、これからの3年間で、成長が確実視されるのは、

観光

健康

環境

だと思います。

 

皆様の事業分野の観光・健康・環境へのタッチをお手伝いできればと思っております。

 

一度是非個別でオンライン面談でのご相談を予約してください。

 

よろしくお願いいたします