寿司・ラーメンの次に来る日本食は何か? 日本の酒造りのユネスコ無形文化遺産登録が決まり、改めて海外での日本食の利用シーンのことが話題になっている。...
地方で、今からでも間に合う飲食業・小売業のインバウンド受け入れ作戦
インバウンド観光客の最新動向
2023年1~3月期のインバウンド観光客の状況が国土交通省観光庁から発表された。インバウンド観光客数は確実に増え、3月には単月で史上初の300万人を突破しました。
既に京都ではオーバーツーリズムの声が多い一方で、その他の東京・大阪では、コロナ前のピークにはまだ到達していないという印象を持つ方が多いのも現実です。これは主に中国の団体旅行が完全解禁になっていない影響から、バスで乗り付ける観光客が少ないことが印象に影響を与えていると分析されています。
確実に増えるリピーター
アセンティア・ホールディングスではインバウンドマーケットの成長に2015年から注目し、各種統計データの分析を続けております。
観光庁が行っている「訪日外国人観光客消費動向調査」の現場にも触れ、そのアンケートからリピーターが確実に増えていることもつかんでいます。
(2019年の訪日回数と、2023年の訪日回数)
メイン観光地から地方として
インバウンド観光客のリピート状況によって変化するのが、メイン観光地から地方へという動きです。
ご自身の海外旅行体験からも思い出していただきたいのですが、初めて訪れる国は、教科書通りの観光を行い、慣れてくると、よりDEEPなその国の文化に触れられるようなローカルな場所へ訪問することは無いでしょうか?
または、忙しく観光地を回る滞在から、その国の生活を体験するような、ゆったりとした滞在に変わることは無いでしょうか?
政府はオーバーツーリズム問題の解決のためにと、メイン観光地から地方への誘導を行おうとしておりますが、観光客の感情からすると、リピートすればするほど、DEEPな真の日本が体験できる場所へと自然に動いていくものです。
オーバーツーリズムの解消の最大の方法は、「また来たい!」と思っていただき、リピートしていくことが、その最大の方法となると確信しております。
★また来たい率の情報は、コチラのブログ
飲食・小売ビジネスのインバウンド初期ステップの確認
さて、そんな中で、皆様の本業にインバウンド観光客を上手に取り込む方法について、改めてその王道を示したいと思います。
STEP1
Google Mapに自社のビジネスが正しく英語で表示できることを確認する(松本が説明している動画です)
STEP2
英語やもしくは来店してもらいたい国の言語でのポスターやのぼりなど店前の表示を行う(ご自身の海外旅行体験を思い出してください。日本語で業態名や商品名が書かれていると、目に入るものです)
STEP3
英語やもしくは来店してもらいたい国の言語での、メニューや商品説明を用意する
インバウンド観光客を細かく分析する
2023年の訪日外国人観光客の国籍別の割合は、1位韓国、2位台湾、3位香港、4位アメリカ、5位中国です。
韓国・台湾・香港の訪日傾向と、訪日客のリアル
上位3ヵ国+中国のリピート状況は、以下のグラフの通りです。
2014年→2019年→2023年のグラフを用意しましたが、一目瞭然なのは、上位3ヵ国は、インバウンドブームのはるか前から、日本が大好きでハードリピーターが多い国であったということです。
年齢別で見て見るとこのような傾向が分かります。
韓国は20代、台湾と香港はその上の年代に大きな塊があることが分かります。
これらの情報から、それぞれの言語で何をアピールするか?
是非、自社の本業について具体的に考えてみてください。
もちろん、私たちもその検討に積極的にかかわりたいと思っております。どうぞZOOM面談をご予約下さい。