違いを認め、そこから学ぶ。

今は昔、2007年8月、NYの空港に降り立った私はこれから起こであろう刺激的な研修にワクワクしていた。

 フランチャイズ、25歳から関わってきたビジネスモデルの本場アメリカで、様々な研修を受けれるのだ。業種は様々だが3社ほど見学研修を受け入れてくれるという話になった。一番長期で受けるのはテネシー州のナシュビルでの研修だ、

 業種はネットオークションビジネスのフランチャイズ

日本ではヤフーオークションが有名だったが、アメリカではe-bay全盛期だった、

 そしてその研修で、それまで当時20年近く日本でやってきたFCビジネスと大きく違った考え方を思い知らされることになる。。

 まるで野球とベースボールのように考え方が違っていた。

 フランチャイズの機能の上で非常に重要な開発業務とSV業務

この2つについて体験を述べてみたい。

  

☆フランチャイズの加盟開発について

当時の日本での加盟開発はフランチャイズ・ショーに出店したりセミナーを開催したりするのが定説。

今のようなWebの本部と加盟店をつなぐマッチングのウェブサイト等もなかった。

自力でセミナー集客をして開発を募る、銀行や商工会等の機関でセミナー企画を提案し、興味ある企業を集めてセミナーを開催する。

そんな開発の仕組みしかなかったように思う。

 ポリコム写真

アメリカ本部での経験は、研修中のとある本部の開発セミナーが企画されるので勉強のために参加してくれというものだった。

言われるがままに、その本部の社長室に行く。

加盟希望者が集まっているどこかの会場に社長と一緒に出向くのかと思いきや、社長室にて社長と私の二人。

時間ともにスタートしたのが、電話セミナー(テレホンカンファレンスだ)

電話での音声会議の仕組みを使ってセミナーが開催されている。

担当に聞くと全米から100人近い参加客がいるという。

資料は事前にメールで送られている。

1時間程度社長が資料をもとに喋り、質問を受けて終了。

営業担当があとから電話でフォローするというものだ。

 

参加者を1箇所に集めてセミナーを行うことによって開発をしていた、当時の私には目からウロコとだった。

今でこそ、コロナ禍でウェブ会議が普通になり、ウェビナーという形でセミナーにも利用されるオンライン会議。

 

アメリカでは10年も15年も前からこれが普通だという。

国土が広い分、、営業にも仕組みが必要だ。

合理的なアメリカ人のFCノウハウに簡単したものだ。

 

 

 

☆スーパーバイジングについて

25歳から触れている日本のフランチャイズでは

本部が上、加盟店は下 

という上下関係のレイヤーがフランチャイズの常識になっている。

 

たとえ契約書の中に、本部と加盟店は独立した経営体で双方が経営責任を負う、

と書かれていても。。

 

本部がSV活動の中で中で注視するのは、決められたとおりに経営しているかどうか。

飲食ならレシピ、味のチェック。サービスのチェック、販促のチェック。

決められた本部のマニュアルをそのとおりに守っているかどうかのチェック。

これが本部の仕事だ。SVチェックシートには300にものぼるチェック項目があり項目の多さで本部のSVの仕組みの凄さが決まる、みたいな。。

 

SVはチェックマン。

チェックされた項目を来月までに改善していく。

それが加盟店の業務。

 

その機能しかないが故に、本部が上で加盟店が下となる。

 

アメリカではこうだった。

本部と加盟店はフランチャイズ機能の役割分担を行う同志

立場=役割が違うだけ。

 

フランチャイズチェーンには必要とされる機能がある。

それらを役割分担する同志だというのだ。

 

だからその考え方に従うと

SVの業務は、店舗を運営すると言う機能については加盟店が主たる業務者となるので

加盟店で行われている、面白いノウハウ、店舗運営の仕組み、販促、こうやったら顧客の反応が良かったという様々な素晴らしい、店舗にて実施されたノウハウを吸収することが主たるSV業務であると教えられた。

 

確かにサンマルク、牛角等々を展開しているときも、直営ではなく加盟店に素晴らしいノウハウが生まれることが多かった。店舗数が多いのだから仮説検証の繰り返しの数も多いので当然といえば当然だが、このような一人ひとりは凡人でも集合してノウハウを交流させる「集合天才」の考え方を日本の本部は持っていなかった。

また加盟店の経営者や店長は、その店舗の売上で生活が変わるので必死にならないわけがなく、ハゲるまで考えて、汗を出し、社員と議論し新しいノウハウを作り出していく、組織が小さい分、仮設→検証のサイクルも早いわけだ。

 

これらのノウハウを吸い上げ、仕組み化して全加盟店に水平展開していくこと。

これが主たるSV業務であるということをアメリカで学んだ。

 

機能の役割分担からくるこのSV思想は、まったくそのような考えを持たなかった私には非常に新鮮だった。

 

あるべき姿を目にしたときから、日本で弊社がサポートしているFC本部にはこのような思想を紹介し伝播していっている。

 

 

日本のフランチャイズが大きく変わっていくために必要なことを行っていく

そんな機能を弊社が持つことができたら、望外の喜びだ。

 

はや2年。。。

コロナとともに訪れた、私自身の2年間の国内での隔離。。

そろそろ出所の時期かと考えている(笑)

 

アセンティア・ホールディングスのフランチャイズについての考え方

アセンティア・ホールディングス

土屋

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