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インバウンド向けビジネスとしてご紹介している高級貸切宿「今昔荘」のフランチャイズの最初の視察会が開催されましたので、その内容をご報告いたします。

今昔荘とは

  • ・インバウンド消費の3割である宿泊ビジネスの中で中小企業が勝てる戦略を持った宿
  • ・民泊激戦の大阪で実務を通じて見出した成功法則①魅力的な内外装、②大人数対応、③非常駐型を実践
  • ・社員一名で20施設運営できる
  • ・飲食業経営から生まれた飲食経験者が成功しやすいモデル

です。

 

 

今回の視察会場となったのは、大阪環状線弁天町駅から徒歩5分ほどの表通りから2本奥に入った住宅と店舗と工場等がごちゃごちゃ乱立する地域。

60年近い一軒家を改装しています。

bentenchou 弁天町遠景

間口が狭くウナギの寝床の築古物件で、リノベーション工事は苦労があったと聞いていますが、

一階は、広いリビングとお風呂bentenchou間取り

二階は、寝室が3つと小さなリビング

という構成で、場所柄、近くにあるユニバーサルスタジオを目的とした家族連れを想定していて、昼間に思いきり遊んで帰ってきた宿で親子でどう楽しい時間を過ごせるか?を想像して設計したデザインだそうです。

風呂は、湯船に向けてプロジェクションマッピングが投影されるようになっていて、風呂に入っている子どもたちがはしゃぎながら利用する姿が目に浮かびます。しかもリビングとはガラス越しに見える形です(カーテンがあって隠すことも可能)。

リビングはウナギの寝床を生かして長い大きな木のテーブルの中央に構造の壁があって、手前と奥で別の空間になってしまいます。

それぞれの空間にテレビモニターとプロジェクタがあり、例えば大人と子供で別々の画像を見て楽しむ等の運用もできるようになっています。

 

二階の寝室にもちょっとした工夫が。

天井を外して屋根裏が見える形になっているのですが、USJの有名なキャラクタの小さな人形があちらこちらに隠れていて、子どもたちがそれを探すという想定をしています。

 bentenshou屋根裏

施設見学をした後に、事業の説明にはいりました。

 

海外のバケーションレンタルを日本に持ち込みたい

 本部の社長は大学院卒業後7年間大手プラント会社でエンジニアとして働いていましたが、その大半を海外で過ごしました。

 そこで知ったのが海外の民泊(バケーションレンタル)です。

 バケーションレンタルは自分の住んでいる家を、自分の旅行中など留守中に貸すというのが通常で、広い家を一泊10万円で貸すという感じです。それがAir BnBのビジネスの根底です。

 しかしそれが日本に入ってきたときに、不動産業界が絡んで、ワンルームマンションの民泊というものが主流に変わってしまったというのです。

 今昔荘は、海外で当たり前のバケーションレンタル(広い家を10万円で)を日本で展開するというコンセプトで展開している。

 

大阪で民泊の対面チェックインサービスをやっていたからこそわかるビジネスの肝

 海外から帰国し父親の会社に入った社長は、父親の会社の新規事業としてインバウンドビジネス狙いの旅行事業部を立ち上げ、最初に選んだ仕事が当時民泊規制で始まった対面式のチェックインを代行するビジネスでした。大阪なんばで、300室の民泊のチェックイン代行をしていると、単価の高い、稼働率の良い民泊がどのようなものなのか?が手に取るようにわかります。それが今昔荘コンセプトの根底に流れています。魅力ある内装外装と大人数でも泊まれる広さだったわけです。

 

マーケティングレポート

 資金の少ないところから始めた今昔荘事業は、個々の物件に個々のオーナーが存在しています。そのオーナーに向けて物件の稼働や将来の経営方針について現状分析と周辺状況や業界動向を交えたレポートを毎月しています。その中では現在6施設経営しているので、6施設の中での個々の施設の状況とうまく回っている施設との差異分析、次月はどのような戦略でマーケティングしていくべきか?客室単価はどのようにすべきか?というサジェスチョンまで行っています。

 今昔荘フランチャイズでは、そのまま継続し、各加盟店の営業戦略の支えになることが説明されていました。

 

社員1名で20施設は運営可能

 気になるのは緊急時対応ですが、24時間の電話とメールの窓口は、USAに置いてあり一時対応はUSAで英語と中国語のわかる日本人が対応し、その後に各施設マネージャーに連絡が来るという仕組みだそうです。地域に20施設を1名の社員で運営はらくらくできるということです。

 視察ツアー様子

人は優秀な人材が山ほど集まる

 社員以外は学生アルバイトが大活躍します。

 そしてその学生の質は驚くほど高い。飲食に応募してくる層とはかけ離れた優秀さです。

 多分、インバウンドが成長産業だということから、どうせ働くなら成長産業でと考えていることと、英語が話せ、外国人とコミュニケーションできる仕事を求めている感じを受けます。学生時代に就職のために経験するというインターンシップ(無給の就業経験)と近い感覚で応募しているようです。

 

肝は事業戦略作り

 今昔荘は出店する場所の土地柄にあったストーリーを一つひとつ作って、そのストーリに合う内装を設え、Web上に掲載する写真を撮影し、Web上で公開する動画も作成し、立ち上げのマーケティングを行うという一気通貫の仕組みです。

 デザイナーはデザイナー、運営は運営と分けてしまうと、どうしても個々のエゴが出てしまう。利用されるお客様の利用シーンを思い描いた戦略作りが最も重要です。

 

参考:今回の弁天町の宿の動画 

 

次のステップ

資料はコチラから>> 今昔荘資料ダウンロード

視察ツアー >> https://share.hsforms.com/1j0fYG0pUQV2cO4y3w_Chew3bt3k

飲食店の視察と違い、他のお客様の利用中は当然ですが中に入れません。宿泊施設は中までご覧いただかないと視察の意味がありません。今昔荘の稼働率が高いために毎月1~2日、視察用に日程を押さえております。その日程にお越しいただき、視察または試泊をいただきます。

 

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高級貸切宿【今昔荘】グループ対応がブルーオーシャン

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今昔荘アップデート2023.12

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